―社会学的アクションリサーチの探求
●日時
2013年12月1日(日)15:00~
●場所
関西学院大学上ヶ原キャンパス・先端社会研究所セミナールーム(社会学部校舎3階)
※関西学院大学上ヶ原キャンパス
※社会学部校舎
●報告者
阿部 小涼
氏(琉球大学法文学部教授)●タイトル
「廃墟の大学を散歩しなければならない」
●概要
「雲の中を歩まなければならない。」桑原武夫の否定命令をこのようにひっくり返したのは花田清輝だった。花田の「歩み」は目的に向かって邁進するようではない、散歩するような足取りだっただろうから、命令法に従わないステップを、ひとまず想像しておこう。今日、大学はもう世界を見下ろす姿を包み込んでくれる薄もやの中にも、象牙で出来た塔の中にもない。廃墟と化した大学でカルチュラル・スタディーズの波濤を体験してしまった社会学者は、どのように現在を生きているのか。大学のなかで研究を、機能不全の民主主義のなかで運動を、「現場」や「当事者」の語でつなぎ合わせながら散歩するように行うことについて、学生の皆さんと大いに語り合う機会としたい。
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※本研究会は、関西学院大学先端社会研究所の2013年度第4回定期研究会との共催です。
関西学院大学先端社会研究所HP(http://asr.kgu-jp.com/list/?m=Detail1&id=183&cid=235)
※本研究会に関するお問い合わせは、kgu.socgp[at]gmail.com (笹部)までお願いします。