2013年1月28日月曜日

『エッジの社会学』―第3回公開研究会開催のお知らせ

『エッジの社会学』―第3回公開研究会開催のお知らせ
第3回「エッジの社会学―ソーシャル・ワイズの探究」研究会

●日時 
  2013年2月23日(土)13:00-15:00(予定)

●場所 
    関西学院大学上ケ原キャンパス第一教授研究館第一会議室
   →http://bit.ly/cAM66c

●報告者
   植田今日子氏(東北学院大学専任講師)

●概要 

 「エッジの社会学」研究会は、前回に引き続き、津波災害後の社会を考えるための公開研究会を行う。報告者の植田今日子氏はこれまで、社会学・文化人類学の立場から、過疎集落や災害被災集落の調査研究に従事してきた。 本報告では、2011年の東日本大震災によって存続の危機を迎えた宮城県気仙沼市の被災集落を事例とした調査報告を行う。その集落では、被災後極めて早い段階で生存した集落のメンバーによって、被災地区に再びコミュニティとして戻ることが決定された。明治、昭和の津波災害、およびチリ地震などこれまで周期的に津波の被害を受け続けてきた集落にとって、津波という災禍はどのような経験であったのか。「危険」とされる場所に再び戻ることが集落として決定されることはいかにして、どのような実践によって、可能になったのか。
 本研究会は、東日本大震災から2年を迎えようとする今日、植田氏の報告から危機 (エッジの状況) に直面するコミュニティがいかに回復し、危機を乗り越えていくのだろうかという問題に迫ろうとするものである。



*本研究会は、関西学院大学先端社会研究所との共催となります。

*本研究会に関するお問い合わせは、kgu.socgp[アットマーク]gmail.com (フクダ)までお願いします。

*本研究会のフライヤーデータはこちら

2013年1月11日金曜日

第三回「メディア・文化のインターセクション研究班」公開研究会のお知らせ

・研究会タイトル
「文化ジャンルの変容とその記述可能性をめぐって」

・日時
2013114日(月・祝) 14001800
(研究会終了後に懇親会を予定)

・場所
関西学院大学上ヶ原キャンパス
第二教授研究館(池内記念館)会議室
http://www.kwansei.ac.jp/pr/pr_001086.html ㉞番のところ)

・報告者 
東海大学専任講師・加島 (かしま たかし)氏


・研究会主旨 
  私たちは日々接するメディアの中で、様々な事象について語る「有名人」のイメージに触れている。彼らはある専門性の中の卓越性によって有名になるが、それと同時にその専門性を逸脱していく。こうした「有名人」のあり方は、ある特定の文化ジャンルを構成しつつもそのジャンルを横断していくゆえに、極めて研究対象として捉えがたいものである。このような変容をいかに一貫した視座のもとに社会学的な研究へと接続することができるのか。また、その変容過程によって生じてしまう、文化ジャンルの歴史的な記述の散逸性そのものを、どのように考えることができるのか。こうした問題意識は、これまでの「モノ」を中心軸に据えることで描き出されがちなメディア研究に対して、新たな分析視角を提示するものであるだろう。
 本研究会ではこのような関心のもと、「デザイナー」や「商業美術作家」といった様々な呼称が存在する〈広告製作者〉たちを対象にしてきた加島卓氏をお招きし、メディア文化の中の職業性とその語り方を、さらには近代社会の中で個人に付与される有名性について検討していきたい。

*本研究会は、関西学院大学先端社会研究所の2011年度第8回定期研究会との共催となります。
 →関西学院大学先端社会研究所HP(http://asr.kgu-jp.com/list/?m=Detail1&id=165&cid=227
*本研究会に関するお問い合わせは、kgu.socgp[at]gmail.com (笹部)までお願いします。